第一月曜日と第三月曜日の二回、クラスを開催しています。今回は第一月曜日。いつもは1時からのスタートですが、私が初のZoomホスト(主催者)になるということで、ミスの可能性を考え、鎌田会長にも参加していただき、12時半から、開始しました。
私は12時15分から、Zoomを開いて、メンバーが参加するのを待ちました。12時25分くらいから、次々と参加してくれましたが、参加できない人もおり、電話したり、画像が上手く出なかったり、音声が出なかったり、いろいろして、結局みんなが揃ったのが1時でした。
(とにかく、全員そろって、参加できたので、良かったです!)
私は、Zoomは不慣れ、パソコンの操作さえ不慣れで、“よくわからない人間”ですので、昨日は緊張しました。緊張すると、疲れるものです。終わると、グッタリ(笑)。
昨日のマテリアルはオー・ヘンリーの物語で、Transients in Arcadia(桃源郷の短期滞在)の最終ページを輪読しました。主人公の女性はニュー
ヨークで働くOLですが、数日間、高級ホテルで、貴族の貴婦人としての生活を疑似体験するために、毎週、コツコツと貯金し、特別に仕立ててもらったドレスを着て、過ごす、という物語です。
She put aside a little of her pay every week.(put asideはsaveと同じ意味です、多くは週給です)
私の解説は、「この女性は普通のアメリカ人とはちがいますね。なぜなら、アメリカ人の多くは貯金をしませんから」(笑)。
今のコロナの問題で、レイオフされたら、すぐに生活に困る人が多いのを見ても分かるように、多くのアメリカ人は貯金に熱心じゃありません。(普通、転職は簡単で、いくらでも仕事が見つかる、というのがアメリカだからかも)。
この物語では、同じような夢を実現しようとする男性が登場します。その男性に、主人公の女性は I thought you liked me........And I liked you. と告白して、このホテルを出た後は、普通の庶民の男女として、付き合いましょうという暗示で物語は終わります。Happy endingな物語だと思います。
物語の時代は1900年前後。二人とも上昇志向の強いニューヨーカー。アメリカの“精神”を体現しているような二人。今でも、そういうアメリカ人は多くいるように思います。でも、現実は「上昇」に失敗して、底辺で人生を終わる人の方が多いようにも思います。
Land of dreams, land of opportunityのアメリカは建前?
2021年のアメリカも、1900年前後のアメリカとあまり変わって、いないように見えます。貧困にあえぐ人々が多いようです。
次回のクラスは第三月曜日です。またZoomです、ハーァ。
世話人:貞安 記事:鶴本