英語サークル若葉

2022年8月1日(月)

第一月曜日の昨日(8/1)、「若葉」の英語勉強会、ありました。
いつものようにイギリス人のBeltonさんが書いたエッセイを読みました。
イギリスに帰ったBeltonさん一家、今度は日本へ、会社の依頼で“赴任”することになりました。
子供がYokohama International Schoolに通うために、家は横浜のcondominiumを賃貸したとのこと。
事務所は有楽町にあるということで、通勤は大変ですが、International schoolに通う子供のためだということです。
日本に来て、「マンション」の部屋を借りたのだろうと思いますが、彼はcondominiumと書いています。
「マンション」なら、mansionと書いたらいいとは思うのですが、日本式集合住宅は、アメリカやイギリスではcondominiumという表現になることが普通です。
ご存じの方も多いと思うのですが、マンションは、アメリカでは大邸宅(たぶん敷地は、1000坪から10,000坪くらい、居住面積も100坪から200坪以上ある屋敷のこと。
いや、もっともっと大きな、宮殿のような屋敷の場合が多いかも・・・・・)を意味します。ですから、Beltonさんも「mansion」とは書けなかったと思います。
イギリスのことは、知らないのですが、アメリカでは高級な集合住宅でもapartmentと表現したりします。
やや中流以下の集合住宅をcondominium(一般的に、居住者はオーナーです)と言い、中・上流階級が住むのは郊外の戸建ての家・・・・という感じでしょうか。
大都会のニューヨークなどの場合は、市の中心部の、高層で高級なビルの住宅も”I live in an apartment”と表現したりします。
日本でアパートと言えば、今や、かなり経済的に恵まれない人々が住んでいるイメージが定着していますから、マンションのような、コンクリート建築の高層住宅を「アパート」とはネーミングできなかったのだろうと思います。
ところで、日本語の「アパートメント」は母音が5個入っていますが、英語のapartmentは母音が3個です(日常的には2個の母音で発音)。だから、アメリカでは決して「apart」と短縮しません。
私の見た中西部のアメリカの中流階級の郊外の一軒家は、土地の広さが約300坪くらいと思います。
前庭(front yard)、住宅、裏庭(back yard)とそれぞれ100坪くらいの広さがあるのが一般的でした。
日本人から見れば、うらやましい環境です。まあ、demeritがないわけではないと言えますが。
私は75m²のマンションに住んでいますが、英語で表現するなら、I live in a tiny apartment. と言うしかないですね。
アメリカ人には、恥ずかしくて、自分の住宅の話はできません(涙)。

記事:鶴本