英語サークル若葉

2022年4月4日(月)

April 4の昨日、いつものように「若葉」の勉強会を開きました。
テキストはいつものように、ベルトンさんのA State of Mindです。
ベルトンさんは22歳でロンドンから日本に来て、30年以上日本語を使って仕事をしてきた方です。途中、数年、ロンドンに帰っています。
しかし、日本語はずっと使い続けたようです。日本語から英語への翻訳が主な仕事のようです。
その彼の、日本語に関するコメントが面白い場合があります。
彼は日本語の意味を理解することに堪能になっても、読めない漢字に時々ぶつかるとのこと。読めないけど意味が分かる日本語に出くわした時、彼は次のように書いています。
 not as Japanese words but as English words written in kanji
 (日本語じゃなく、漢字で書かれた英語のよう)
例えば、「憂鬱」という漢字に出くわした時、読み方は分からないが、意味は理解でき、即英語に翻訳できる、そんな場合の言い方でしょうか。
彼にとって、漢字で書かれていても、即英語の意味に置き換えることができるので、漢字を見た瞬間、無意識で、英語の単語を見ているような気持ちだ、ということです。こんな英語表現、私は見たことないです。
では、Japanese words written in Englishという逆の場合はあるのでしょうか。
って考えてみると、意識したことはないですが、日本には実に多いですね。
例えば、NHKという”英語”を見た時、私たちは、あたかも日本語を見ているようにその意味を理解しています。
“英語”という意識はないでしょう、たぶん。 トイレのTOTOというしるしを見た時、”英語”という意識はないでしょう。
TOEICテストのTOEICを「トエイック」という日本語で見ることはないでしょう。
いつもTOEICです。あたかも日本語のように、私たちは理解しています。
こんな風に、あまりにも普通のことですが、
 English words written in Kanji
という英語表現を見ると、「エッ」と一瞬思いますね。しばらく考えて、ああーそうか、と意味がわかる、といった具合です。
現実の事例はたくさんあるにもかかわらず、こういう言語表現を見ることはない、というケースでしょうか。
ベルトンさんのこんな英語文章を読んでいて、メンバーの方の印象は「英語って、なんて回りくどいのでしょう」でした。
確かに、英語表現って、「回りくどい」という印象は、多くの方の印象でしょう。私の家族も、同じことを言いますから。
ベルトンさんの次のような、単純な表現も、「回りくどい言い方」の典型でしょうか。
 I am able to read Japanese as easily as if it were English.
このitは何を表現している? なんでwereなんだ? 次のような表現なら、理解し易いですよね。
 I am able to read Japanese as easily as English.
このテキスト、英語は易しいですが、やはり英語の「ややこしさ」が時々、混入してきています(笑)。

記事:鶴本 世話人:貞安