英語サークル若葉

2022年1月20日(月)

昨日、17日(月)が今年の最初の英語勉強会でした。
第一月曜日は、1月3日でしたから、さすがに、やめましょう、ということになったのです。ですから、12月の会から、随分時間がたったような感じがします。「英語、忘れちゃった!?」みたいな感覚ですね。
昨日のテキストの内容は、「日本語の文字と翻訳」というタイトルの章です。著者のベルトンさんは、相変わらず、“言語の天才”みたいな観察眼で、日本語のことを観察し、そして英語で表現しますので、使われている単語などは易しいのです(中学3年くらい?)が、文章の内容は、とっても難しいものです。
例えば、A different part of the brain is used for kanji than for the Roman Alphabet.
(脳の違う部分が、ローマ字と漢字では使われる)
少し意訳すると:アルファベットと漢字では、脳の違う部分が使われる。
違う部分? って言われても、どういうこと?
この辺がベルトンさん風です。また、次のような文章もあります。
Each kanji is a symbol that has to be remembered, not read.
シンボル? 記憶すべきもので、読むべきものではない?
昨日読んだテキストをかいつまんで言うと、次のような趣旨です。
男女のシルエットの図があれば、「トイレ」、道路標識のマークを見ただけで、「侵入禁止」。これらはシンボルでしょ、漢字も同じだ、というのです。
例えば、「鶴」という漢字を見た時、どう読めばいいか、というのは、アルファベット的方式は、全く通用せず(存在しない)、ただ、ただ、「つる」と覚える、ということ。
漢字は5万とも言われているので、5万も、一語一語、記憶するのは不可能。まあ、せいぜい1万語くらいでしょうか(?)。
漢字は、音読み、訓読みもあり、しかも一字にいくつか違う読み方もあり、さらには、意味を表らしているだけで、漢字の読み方とはかけ離れた読み方をする場合もある。
要するに、「鶴本」という漢字を見れば、「つるもと」と読む、と記憶しなければならない。これは、男女のシルエットを見れば「トイレ」と”読む”のと同じだ、というベルトンさんの主張です。
脳の違う部分を使う、とは、漢字は図(絵)で、アルファベットは記号で、絵柄と記号は、脳の違う部分を使って、理解するのではないか、と言っているようです(私の理解)。
例えば、私の顔を見て、顔を覚えるのと「つるもと」という文字記号で覚えるとのと、脳の働きは違うのだ、と主張されているようです。
中3くらいの英語で、こんな難しい題材を英語で読んで、二人のメンバーと私は、議論を交わしながら、文章を読んでいきました。
これって、英語の勉強? と思うかもしれません(笑)。
でも、何より私は、楽しいです、ハイ。
ところで、次の漢字、読めますか。
生出、老者舞、王余魚沢、、、、、、
そうなんです、一つひとつ、記憶し、覚えなければならないのです。

世話人:貞安 記事:鶴本