英語サークル若葉

2021年12月6日(月)

昨日、いつもの「若葉」のクラスを開講しました。
テキストはいつものBeltonさんのエッセイです。新しい章で、Beltonさんの70年代の東京滞在中の、色んなembarrassmentの経験を書いたものです。
embarrassment:辞書で調べると、
1)当惑、困惑、きまり悪さ
2)an ~:当惑させる人
3)財政困難、窮迫
4)an ~:過多、過剰
テキストの巻末の単語集には「恥ずかしさ、きまり悪さ」とあります。
高校生(中学、じゃない?)の時、記憶した単語の意味は、せいぜい 1)だけでした。
思わず、恥ずかしい経験をした場合などには
I was embarrassed. 又は I am embarrassed.
と言う、と暗記したように思います。
Beltonさんも、色々日本で、当惑した、恥ずかしい思いをしたことを書き綴っています。
一例は、繁華街で、奥さんと犬の散歩をしていた時、犬がウンチをしたので、自分がその糞を拾い上げようとした時、奥さんは犬と共に先に行ってしまい、自分だけが、糞の処理をしているシーン。
大勢の人に、「何、やってんの?」と、じろじろ見られてとっても恥ずかしかった (embarrassment) と。
居酒屋 (bar) のトイレのドアを開けたら、中に女性が座っていた、とか。
思わず滑って転んで、きまり悪い思いをした時など、周囲の人にどう言ったら良いか、分からず、友達と一緒の時などは、笑ってしまう人もいますね。
恥ずかしさを笑ってごまかす、、、、、
私の限られた経験から言えば、アメリカの白人の人々は、笑わない、黒人の人は、笑う(人もいる)。日本人の、かなりの人が笑う。
embarrassmentへの、とっさの反応は、民族によって違うように思うのです。
Beltonさんは a red face になったと書いています。純情な人のようです。
日本人も、顔を赤くする人は多いように思います。
そして、Beltonさんの英語、日本語にうまく訳せないものがあります。
For some reason, trains feature rather commonly in my embarrassing incidents.
どういう訳か、電車の中で、embarrassingなエピソードが、次々に起こるんですよ、という文章ですが、上手な翻訳者は、上の文章をどう訳すのでしょうか。
特に feature の訳し方が難しい。
昨日は、「意味は分かりますよね」と言って、スルーしてしまいました(笑)。

世話人:貞安 記事:鶴本