9月20日、敬老の日で、休日でしたが、「若葉」は英語を勉強しました。
エッ、勉強熱心ね?(うん、まあ、そうですね)
「敬老の日」は英語で、'respect the aged' dayとされています。日本語に訳すと、“老齢者を尊敬する日”です。
ところで、世界で、高齢者を尊敬する文化を持っている国は多いのでしょうか。
あまり無さそうなのです。私が知っている アメリカの文化には“高齢者を尊敬する”という気持ちは、ほとんどないですね(言い過ぎかな)。
アメリカ人はマッチョを信条とする国民なので、筋力が衰えた老人は、脇に追いやられて当然という風潮があります。
まして、国を挙げて、高齢者を尊敬するという風潮(文化、伝統、気持ち)はないですね。
狩猟民族と農耕民族、、、、、ちょっと古い例えですが、狩猟民族は野山を駆け巡り、獲物を追う筋力が物を言い、農耕民族はひたすら畑の手入れをする忍耐力が物を言う、、、、みたいな。
アメリカ人は「私ももう歳ですよ」なんて言いません。
日本人の私たちは、「もう歳だから」って、いろんな時に平気で言いますね。私も「81歳です」と、平気で公言しています。「敬老の日」の対象者です。
今、「若葉」で読んでいるエッセイは、ベルトンさんというイギリス人が日本に来て、日本語を学んでいく途中の、a shock(ショック、驚き)の話です。
今日は英語では「I」 や「you」で言うところを、日本語では、ほとんど言わないし、また「I]にも「you」にもいろんな日本語があることの驚き(shock)について、読みました。
I: わたし、わたくし、俺、僕、自分、、、、、、、
you: あなた、お前、君、貴様、てめえ、おのれ、、、、、
ベルトンさんは、日本人の奥さんのお父さん(義父)を「君」と呼んでしまい、恥ずかしい思いをしたと書いています。
彼の息子は、アニメ大好きになって、すぐ「貴様、てめえ、おのれ」を使うとのこと。
私たちは、これら「人称代名詞」は会話の中で、あまり使いません。使う時は、TPOをわきまえて、使います。
英語ではどんな時もIとyouです。ヒラ社員が社長に話しかける時もyouです。生徒が先生に話しかける時もyouです。
「若葉」の“生徒さん”が私に話かける時もyouでいいのです。“生徒さん”が言うとしたら、
You (Tsurumoto) said there is no day for "Respect the Aged" in America.
I can't believe it. Is that really true? 、、、、、みたいな。
平社員が社長に向かって、
You asked us to achieve 10% increase in our sales next year.
Ah, may I say, it's impossible. Corvid-19 pandemic hit our industry so badly. 、、、、、みたいな
必ずyouを使い、話し手はIを使います。日本語の会話なら、まずyouや Iは使いません。人称代名詞なしの会話になりますよね。
面白いですね。私たちは、全員で、「日本語を勉強するのは大変だろうね」ということで、意見が一致しました(笑)。
世話人:貞安 記事:鶴本