英語サークル若葉

2020年5月3日(月)

昨日はゴールデンウィークの中日:5月3日。「若葉」は休まず、勉強会を開きました。
エッ、今日に? こんな驚きを、昨日、ウチの家内も言葉にしていました。「信じられない。ゴールデンウィークに、英語の勉強なんて!」って。
そうなんです、休日もなんのその、関係ございません!そして、参加した皆さんも、楽しそうに勉強してました。(講師役の私の、手前ミソじゃありません、、、と思います)。
昨日もZoomでの開催でした。次回もZoomの予定です。
テキストはオー・ヘンリーの短編集で、その最終章です。ニューヨークに住んでいる若者が、奇跡的な出会いで、若い女性と知り合う、というストーリーです。
その女性を描写するのに、次のような短い表現になっていました。
Her eyes are grey, her nose is small, her hair is brown.
意味は簡単です。単語が易しいので。普通、英語ではA, B, Cと来れば、最後のCの前にandを入れて、A, B and Cと言うものです。学校の文法なら、そう習います。
でも、オー・ヘンリーはandを入れえず、サーッと素早く流しています。andを入れて、1)、2)そして3)、、、という並列と順序のニューアンスを入れたくなかったのでしょう。andを入れ忘れた、なんていうことは絶対ないと思います(笑)。
grey eyesって、めったにないそうです。普通は青ですよね。「青い目の異人さん」という常套句があるくらいですから。
私も知らなかったのっで、インターネットで検索してみました。北欧系の人に多いそうですが、それでも約1%くらいの人だとのこと。そして、どこか知性を感じさせるイメージがあるようです。
small noseは想像がつきます。欧米系の人で、鼻が高い人が少なくないということと、あまり鼻が高いと、美しくない、というイメージがあります。鷲鼻(かぎばな)は日本人にはあまりないように思うのですが、欧米人には珍しいことではありません。これもインターネットで検索してみると、small noseは美人の要件のようです。「鼻筋が通っている」という日本語の表現に近いと思われます。
brown hairはブロンドではありふれているし、黒じゃ、プエトリコかアジア系のイメージになってしまうのでしょう、だからbrownにした(1900年初頭の話)のだろうと思います。「緑の黒髪」じゃないですが、つやのあるブラウンの髪って、「緑の黒髪」ほどの魅力があるのだろうと思われます。
結局、このシンプルな英語で、オー・ヘンリーは若い女性を「どこにでもいる人とは違う、美しいが、知性を秘めた女性」と表現したように思うのです。
物語の中の若者は、その女性との出会いを奇跡だと理解したように思います。まあ、この物語は1900年代初頭の話で、現代の話ではありません。
現代なら、そんな女性を、今どきの若い男性が惹かれるとは思えません。たぶん、敬遠して近づかないでしょう(笑)。
このオー・ヘンリーの短編集は、オリジナルの物語とは違い、平易化され、短縮されたシリーズ本の一冊です。読み易いですが、中身はやはり奥深いですね。

世話人:貞安 記事:鶴本