英語サークル若葉

2023年9月4日(月)

9月4日(月)に、いつものように「若葉」で、英語を勉強しました。
テキストは「ガリバー旅行記」です。これは1700年過ぎに出版された本で、ガリバー旅行記の物語に、当時の英国の政治事情がちょっとコミカルに反映されているようです。
当時英国では、二大政党の時代、トーリー党とホイッグ党があり、王様と言えども、彼らを自由に扱うことはできなかったようです。
トーリーとは「ならず者」という意味らしいですし、ホイッグとは「馬ドロボー」と言う意味の言葉だそうです。
そんな政党が国を動かしていた・・・。時には王様自体が命を失うこともあった、そんなイギリス。
私はイギリスの歴史に詳しくありませんので、よく分かりませんが。まあ、そんな時代のイギリスの船医だったガリバーが漂着した リリパッドという小人国には、イギリスと似た政治事情があった、という内容です。
High heels(かかとの高い靴を履いた政治家グループ)と Low heels(かかとの低い靴を履いた政治家グループ)が激しい政党間闘争を続けているという話。
更に、卵の先っちょのどちらを割るかと言うことで、何万人もの死者が出たという闘争があるという話。
リリパッド国の卵は円錐形の卵で、大きい底を割るのが、リリパッド国の習慣だったのを、皇帝が小さな先を割るようにという布告を出したことによる国内騒動の勃発。
これってコミック?と言うほどのばかばかしい話に見えますが、小人国の人は、命を懸けて猛反対している・・・。
ところで、卵で本当に円錐形のものがあるのか?
ネットで調べてみると、鳥によって、ほぼ完全な丸から、やや楕円形の物、それからシャープな円錐形のものまで色々あることが分かりました。
スーパーで買ってくる我が家の卵は、ほぼ楕円形で、どちらが大きい底、小さい底とは判別しにくい形状です。でもリリパッド国の卵は、はっきりとして円錐形なのでしょう。
大きい底を割った方が、中の黄身が取り出しやすいように思い、私達メンバーは全員Big End支持者でした。
と言うことは、皇帝の布告に反旗を翻すグループになります。ハハハハ・・・
国の政治をほっぽりだし、つまらないことで、何年も争う・・・日本の政治にもあるでしょうか。
ところで、stick one's nose intoという熟語が出てきました。
日本語では普通「首を突っ込む」と訳しますが、英語では neckとは言いません。
 Hey, don't stick your nose into my personal matter.
 I'll handle it myself alright. Understand? みたいに使います。
私は、「鼻を突っ込む」と訳したら、メンバーから、北海道弁?と言われてしまいました(笑)。


記事:鶴本