英語サークル若葉

2023年4月3日(月)

昨日、第一月曜日、「若葉」がありました。出席者は4名プラス私です。
テキストはガリバー旅行記です。小人国の人々に縛られ、首都に台車に載せられて、引きずられ、街の民衆に見せられ、古い寺の門につながれるというシーンです。
 寺=temple
日本では神社をshrineとし、templeは仏教のお寺という風に区別します。
キリスト教がヨーロッパに普及する前の、例えばギリシャの神殿はtempleと表現されています。shrineは廟という意味に使われているようです。
ガリバーはアジアのどこか、という設定なので、templeという言葉が使われているのでしょう、たぶん。このtempleは殺人があったので、その後、使われていない、という設定になっています。
Murderと言葉が使われていましたが、それで、つい思い出しました。
殺人について、英語ではいろいろな表現があります(!)。
 murder=意図した殺人
 homicide=過失による殺人
 manslaughter=非計画的殺人
 massacre=殺戮(大勢を虐殺する)、発音は「マサカ」
 mass destruction=大量殺戮
 slaughter=大量殺戮
 kill=殺す
 carnage=戦場での大虐殺
 mass shooting=銃で多数を殺傷
いろいろな表現がありますね。ウクライナ関連のニュースでは、carnage, massacreという表現が時々見られます。悲しい現実です。
今日の人類は、文明的に非常に進歩したかのように見えますが、未だに、こんな、すさまじい英語が使われている現実があるのです。
英語での日常会話でも、よく使われる表現があります。
 I will kill you!
実際に「殺す」行為にはならないとしても、怒りの表現として、よく使われます。
日本人の会話で「お前、殺すぞ!」という表現は日常会話で使われるでしょうか。
すみません、下品な内容になってしまいました。

記事:鶴本